みなさんこんにちは。GD研究室です。
5月19日(月)に「基礎デザインⅠ」の授業にて、株式会社Gakkenの田中百合さんとイラストレーターの島田夏穂さんをお招きしたゲスト講義が行われました。
お二人の出会いは予備校時代。その後、2005年に多摩美術大学グラフィクデザイン学科を卒業されました。卒業後、田中さんはGakkenに入社。18年間ほど月刊保育絵本の編集に携わり、現在はGakkenのコンテンツ戦略室に勤務されています。島田さんはCM制作会社に入社。アニメの企画やディレクターとして勤務され、現在はフリーランスとしてイラストやキャラクターデザインのお仕事を中心に活動されています。
会社での経験がモノづくりにおける基盤となったことや、一冊の絵本が作られていく過程を、ご持参いただいた実際のラフ画などを見ながら説明いただきました。
また、フリーランスではどのように売り込んでいくかなど、まるで絵本かのようなキャッチーなパワーポイントと共にお話していただきました。
なかなか見ることのできない絵本ができるまでの過程や、アイデアを生み出す際の「ズレ」のお話など、学生それぞれが抱えている課題に対する答えの出し方について、参考になる学びがたくさんあったと思います。
講義の後半には、ワークショップを行いました。
絵本のテーマをその場で考え絵本コンテを描く。そしてその絵本の売り方案も描いてみるといった、即興的にアイデアの可視化を行う実践。限られた時間の中で一人で黙々と向き合う学生や、話し合いながら構想を広げあう学生など、自然体な雰囲気の中で絵コンテ制作に取り組んでいました。
学生にとって、モノづくりの選択肢が広がるような1日になったことと思います。





